春に着たい着物。

10年に一度の寒波と言われていたとおり、めずらしく京都市内でも雪が降り積もりました。

朝起きたら一面銀世界だったので、まるで雪国に旅行に来た気分。

雪景色はとても新鮮ですが、底冷えがひどいので早くあたたかくならないかなあと、春を待ちわびる次第です。


春を感じる色と言えば、明るいパステルカラーやピンク色。あたたかみもあって、心がうきうきしてしまう色です。


ピンク、パープル、クリームの3色の横段ぼかしで染め上げました。かすれた縞模様を縦に入れたので、すっきりとした印象を持たせてくれます。

段々と色が薄くなっていくぼかし染めは、グラデーションが綺麗でやわらかい雰囲気をうみだします。


やわらかな色の移り変わりが美しい横段ぼかしの小紋には、白地の帯を合わせて、この雰囲気を大事にするコーディネートがおすすめです。

帯揚げと帯締めに深く濃い青色を合わせました。着物の淡い色味が引き締まり、ピンクとパープルがより際立ちます。



青地の帯を合わせて、ピンク、パープル、ブルーの色を楽しむコーディネートも素敵です。

幾何学模様の着物にフルーツ柄の帯を合わせるとレトロ感が出て、いつもの落ち着いた雰囲気とはちがう印象になります。

帯揚げは同系色の赤紫でまとめました。ちらりとしか見えない帯揚げですが、ビビッドな赤紫は目をひきます。


無地にワンポイントの帯はもちろん、エキゾチックな更紗柄の帯や古典柄とも相性がいいので、広いシーンで活躍できると思います。自分らしいコーディネートをお楽しみください。


【ピンクとパープルの段ぼかし】

¥24,000(お仕立て代込)

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文山染工

文山染工は京都・西京極駅のそばで代々営む京友禅型染めの工場です。

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